創成教育を目指した化学工学の実習と実験の試み微小液滴を用いた水溶液の活量測定－化学熱力学の理解を目指して－

摘要

化学工学教育では実習や実験は非常に重要な意義がある。しかし，化学工学実験に関する教科書を調べてみると，ほとんどが化学工学科創設当時のものであり，最新の「解説化学工学実験」でさえも，すでに四半世紀以上を経過している。現在，多くの大学では1970年代に作成した学生実験装置が老朽化し，学生実験への予算が極力抑えられるなか，かなりの労力と時間を費やして新規学生実験を立ち上げている。