精神科薬剤師業務標準マニュアル2007－08服薬指導のポイントー

摘要

2003年9月に「精神科薬剤師業務標準マニュアル」が「薬局」臨時増刊号として，日本病院薬剤師会精神科病院特別委員会の企画·編集によって発刊され，精神科領域の業務のスタンダードが示された．多くの病院において薬剤管理業務を円滑に進めるに当たって大変有用なバイブルとなってきた．発刊後4年が経った．その間の精神科薬剤師の病棟での活躍が認められて，精神科薬物療法認定薬剤師や精神科専門薬剤師の認定が必要ではないかという社会的要請が出てきた．また医療費の抑制や患者のQOLの向上のために精神病患者においても在宅での治療を目指すようになってきており，薬剤師を取り巻く状況は大きく変化した．本書はそのよう別犬況の変化を踏まえて，初版を改訂したものである．