連続鋳造鋳鉄棒における生産性向上への取り組み

摘要

連続鋳造鋳鉄棒の製造工程を図1に示す。 保持炉（タンディシュ）に注入された溶鉄は，周囲を水冷ジャケットに冷却された黒鉛モールド内に流れ込んで表面が急却され，凝固殻が形成される。そして引抜ローラーで引抜かれるとその量だけ溶鉄が再びモールド内に流れ込み，冷却－凝固－引抜きが連続的に繰返される。 標準規格品として，丸材(φ17～φ500)，角材（□40～□500），平角材（矩形比1:5まで），標準材質として，普通鋳鉄，ダクタイル鋳鉄，ニレジスト鋳鉄品を生産している。