豊橋鉄道「T1000形 ほっトラム」の概要

摘要

豊橋鉄道市内線は大正14年7月に開業した（当時の社名は豊橋電気軌道株式会社）．開業初年度の営業キロは3キロ，車両は10両であった．その後，徐々に路線を延ばして車両も増加し，昭和38年度には過去最高の輸送人員957万人を記録した．しかしながら，昭和40年代からはモータリゼーションの進展とともに，徐々に利用者が減少し，昭和50年代にはピーク時の半分に，さらに，昭和60年台から平成の初頭にはピーク時の3分の1にまで減少してしまう非常に厳しい環境におかれていた．