マグナ·インターナショナルのモノレール用軽量駆動ユニット開発と製品化

摘要

マグナ·インターナショナルグループの開発センターであるオーストリアにあるEngineering Center Steyr（以下ECS）社は，Bombardier社製の市街地向けモノレール車両の駆動ユニットを新規に開発し製品化した．開発に当たり課題となったのは，高い耐久性能要件，小型化永久磁石型モーター部品との適合，電気部品の冷却システムの最適化13tの入力荷重に耐えられるベアリングの設計，遊星歯車ギアセットのモーターへの適合，高効率な駆動システムなど，様々な要件に及ぶ．駆動ユニットの構成は，主に1ユニットで車両半分の重量を受け持つハウジング，ホイールベアリング，遊星歯車セット，アクティブ電動モーター，冷却ジャケット，レゾルバとブレーキディスクから成る．