「配管漏洩の防止·補修技術」フランジ漏洩防止システム－フランジ·ボルト·ガスケットは三矢の訓

摘要

最近、製造設備の事故が相次いで報告されている。石油精製や石油化学等の製造設備の中には、高度成長時代に建設され30年以上稼働しているものが数多くあり、老朽化も進んでいる。 事故原因には人的要因（ヒューマンエラー等）によるものが多いものの、設備的要因（老朽化等）も少なからずあることから、長期連続運転を視野に入れた、設備維持に対する信頼性の向上が強く求められてきている。 このような背景で、製造装置で数多く使用されているフランジからの漏洩問題についても、最近、注目されてきている。 弊社はメンテナンスの専門企業として、数多くの定修工事に従事し、その都度数多くのフランジ継手の分解、復旧を行っている。漏洩の確率または危険度が高い、高温·高圧機器廻りのフランジについては、以前からフランジ締結の品質が要求されており、弊社では超音波によるボルト締結管理及びガスケットシール面の現場切削加工機械（フランジフェーサー）を導入し、フランジ継手からの漏洩防止対策を行ってきた。 本文では、ボルト締結管理技術と面補修技術を複合し体系化させた「フランジ漏洩防止システム」について説明する。