大阪ガスケミカルグループの成長戦略～DerivativeからOriginalへ

摘要

大阪ガスケミカルグループは，元々は，副産物利用や本業周辺におけるノンコア事業として派生した，言わばデリバティブ的な存在として，大企業からスピン·オフした子会社が出自で，初期には親会社からの商材の扱いが主体であったものの，徐々に，ベンチャー的な商売を手掛ける存在となり，そのような時期を経て，いよいよオリジナリティの高い一人前の企業に変化できるか否かの真価が問われる時期が到来し，独立した企業として更に成長できるどうかの分岐点に来ていると思っています．中長期的な成長を目指した活動は緒に就いたばかりであり，成否はまだ見通せませんが，一味違う材料ソリューションを提供できる“Sustainable Value Creator”として長期経営計画SMART2020の実現を目指して参ります．数十年の歴史を背負ってはいますが，実質的には創業5 年のひよっこのような中小企業でありますので，引き続き，プラスチック成形加工学会の皆様のご指導·ご鞭燵をお願い申し上げます．