高分解能拡散強調撮像法syngo RESOLVE（Readout Segmentation of Long Variable Echo－trains）

摘要

拡散強調撮像法（以下DWI）は全身領域へ広く適用されており、特に頭部領域の検査では欠くことのできない撮像技術となっている。しかし、一般的に使用されているDWIはsingle-shot EPI（以下ss-EPI）法を用いるため、T2＊減衰による磁化率効果などさまざまなアーチファクトの影響を受け、前頭洞や副鼻腔周辺、脳幹部などの画像でよく経験する。近年では、パラレルイメージング法の併用利用の普及により実効TEおよびエコートレインの短縮が可能となり、画質が大幅に向上しているが、画質面でさらなる改善が必要であると考えられている。