自衛隊を経て経験した多様な職域

摘要

竹田さんが保安大学校（昭和29年から防衛大学校）に入校を志ざれた経緯からお伺いします。高校時代に事情があって留年しましたが、運命のいたずらと申しますか、たまたま卒業の年に保安大学校の募集が始まりました。これは全く予期しないことでした。親戚筋に大阪市内で小さな貿易会社を経営している知人がいたもので漠然と経済·商学系の大学に進学することを考えていたのですが、保安大学校の入学試験が秋口にあったものですから、いわゆる小手調べのつもりで、伊丹の駐屯地で受験し合格通知をもらいました。春になって当時の国立一期校と二期校を受験しましたが、第一志望の国立には届きませんでした。