金属ベローズ式ガススプリング·バランサ

摘要

圧縮気体の圧縮性を利用したガスばねは、金属ばねに比較し小型軽量化が図れる。ガスばねは、自動車用途を例に取るとエンジン燃料、懸架装置油、ブレーキ油など種々の高圧使用液体に対し、ゴムプラダや金属ベローズ等の軽量な分離膜を介してガス圧力を効率的に使用液体に伝達できるので、自動車の快適性·安全性·燃費の向上に寄与している。本報では、自動車以外の用途として鉄道用架線（以下架線）の張力調整装置（バランサ）に、金属ベローズ式ガスばねを用いた事例を紹介する。