補給金制度の見直しへ検討会が始動:液状向け生乳の補給金対象化、単価一本化へ

摘要

農水省は生産者や指定団体、乳業者、有識者などで構成する「補給金単価算定方式等検討会jの設置を決め、3月1日に初会合を 開いた。同会は政府のTPP総合政策大網が酪農関係の国内対策 として掲げた、液状乳製品向け生乳の補給金制度対象化および補 給金単価の一本化など、加工原料乳生産者補給金等暫定措置法の改正に向けた検討を進める。今後は5月末をめどに新たな補給金 単価と交付対象数量の設定に向けた「考え方jを取りまとめ、6月 以降から具体的な制度設計に着手、2017年度からの実施を念頭 に置き、今年末の畜産物政策価格決定論議が始まる12月初旬ご ろまでに新制度を策定する方針だ。