生産調整から出口調整への移行が進む酪農家の選択性を高めつつ新たな需要を拡大

摘要

今回の減産計画には、今後の生産調整の方向性についての意思が込められている。牛乳消費の大幅な減退とバタをはじめとする乳製品在庫の積み増しで大幅な生乳需給緩和に陥る中、（社）中央酪農会議は2月は日、.3年ぶりとなる減産型のW年度計画生産対策を発表した。減産幅はg年度実績比98 .7%に当たる749万7〇〇〇t.咄日本酪農乳業協会の需給見通しで示された同94.5%に当たる6 7 5万9〇〇〇t (チ1ズを除く)を、通常の市場に販売できるT販売基準数量」とし、このほかに.需給に応じて過剰回避対策の実施を前提とする「特別調整乳数量」、さらにチ1-ズや新たな需要を創出する，Jとを条件にした「選択的拡大生産数量」として計73万8000tを設定した。「特別調整乳数量」と「選択的拡大生産数量」の二つの枠を新たに設けることで計画生産全体としての減産幅を圧縮した。