高い抗酸化能を備え、肝機能改善など期待される飼料用卜ゥモロコシ寒冷地は多収、温暖地では二期作に利用できる

摘要

長野県畜産試験場は？ L牛の疾病を抑制するなどの高レ、抗酸化能を持つァン卜シァ ニンを多く含む飼料用トウモロコシを開発した。飼料として給与することにより、 乳牛の健全性が保たれ、長命連産性の向上に寄与することが期待される。近年の乳用牛は遺伝的改良による乳量増 加に伴い、脂肪肝などの生理機能障害と免 疫力の低下により繁殖成績の低迷、乳房炎 などの疾病増加が指摘されるとともに、長 命連産性の向上が求められている。植物由来の色素であるアントシァニンは 高い抗酸化能を有しており、牛や豚におい てアントシァニン高含有飼料の給与による 肝機能の改善や血中抗酸化能の向上が報告 されている。