しっかり牛に食べさせ、しっかり草を休ませる

摘要

放牧地には十分に草が生えているのに牛の採食量が少ない—それは、生えている草がおいしく ないからである。放牧草を十分に採食してもらうためには、量の確保と質の向上が大切で、そ のためには、草種の選択と適正草丈の維持が重要なポイントである。嗜好（しこう）性が高くて栄養価も高 優良草種には、ペレ二アルライグラス（写真1)、チモシ一（写真2)、 メドウフェス ク（写真3)がある。ペレ二アルライダラ スは土壌凍結地帯には不向きなため、北 海道東部地域ではチモシーゃメドゥフエ スクを利用してほしい。