「Research Integrity?今，求められているもの?」 をテーマに「第15回CRCと臨床試験のあり方を考え る会議2015inKOBE」が開催される

摘要

9月12日と13日の両日，「第15回CRCと臨床試験のあり方を考える会議in KOBEJが， 神戸市の神戸国際展示場で開催され，治験や臨床研究に携わる医師，薬剤師，看護師，臨床検 査技師など多くの関係者が集まった。「CRCと臨床試験のあり方を考える会議」は，わが国に おける「臨床試験のあり方」を臨床硏究コ一ディネ一タ一（CRC)とともに考える会議として 2001年に第1回の会議が別府で開催され，今年で15回目となる。今回，はじめての関西で の開催となる本会議では，事前登録だけで約2700名，一般演題も199演題が集まり，2日 間にわたって20を超える特別企画，シンポジウム，教育講演やセミナーが行われた。 今回のテーマである「Research Integrity?今，求められているもの?」について，会議代表 の森下典子氏（国立病院機構大阪医療センター臨床研究センター臨床研究推進部臨床研究推 進室）は，integrityは高潔，誠実，清廉の意味で使われている。残念な事案を教訓とし，私 たちがこれから前を向いて進むために臨床試験，治験のIntegrityのあり方を考える機会とした いと思いこのテーマとした」と開会式で語った。本会議では，スマ一卜フォン，タブレット端 末に対応したアプリの設定やWi-Fiコーナ一を設けるなど，この会議の未来を見据えた新たな 試みも取り入れられた。