エレクトロクロミック材料を用いたTB級の記録容量をもつ超多層光記録

摘要

光源波長の短波長化、対物レンズの高NA化、狭トラックピッチ化などの要素技術により、相変化系光ディスクの記録容量は20GB以上に達している。 今後更なる大容量化をめざす場合、記録層の多層化は有効な方法である。従来方式の多層媒体では、記録層間距離を25ミクロン程度にしなければならないので、記録容量が制限される。 本講演では、エレクトロタロミック(Electrochro; EC)材料を記録材料とする、電圧を印加することで、光学的に分離不可能な層間距離（～1ミクロン）でも記録層を選択できる超多層光記録について解説する。