提案型集約化からトータルな森林管理へ

摘要

日吉町森林組合は、平成九年から森林所有者様に営業活動を行い、間伐などの必要性を説明し森林整備をさせていただく、いわゆる提案型施業を始めました。提案型施業を開始した当時は、主に保育間伐(伐捨間伐)がメインで、その対象林齢も三五年生以下と限定されていましたので、一施業箇所が小さくあちこちに分散していました。平成一四年頃から、スギ.ヒノキ人ェ林の齢級構成のピークが六、七齢級から八.九齢級に推移し、森林資源も徐々に成熟しつつありましたので、出来るだけ木材を利用し木材代金を少しでも森林所有者様に返却しようと、これまでの保育間伐から木材を搬出する利用間伐へと事業を転換していきました。