巡回教室:鹿児島県肝属郡錦江町、平成20年7月2日開催:水産資源の有効利用と地域活性化について-新たな漁村産業の特徴と経営戦略-

摘要

漁村の活力とは何か 最近、地方の再生あるいは地方の活性化に注目が集 まっている。経費の高騰、就業者の高齢化と減少など によって活力力s低下しているのは、何も漁村に限った ことではない。ところで、活性化とか活力とは一体何 だろう。地域の活性化といっても具体的には説明しに くいが、地域の人達がいきいきと活動している状態と いうと感覚としてわかりやすい。活性化された状態を 作り出す源が活力であると定義すると、活性化された 漁村は活力ある漁村と読み替えられる。活力とは、第 一に、成長する力、進化する力、新しいものを生み出 す力と定義できる。第二に、変化する環境に迅速かつ適切に対応する力である。これらの定義から、漁村に活力があるかどうかは、1 産業が成長しているか、2 人が集まり活気があるか、3 次々に新しい取組みを行つ ているか、の三点によって評価することができる。