実用的な放置竹林駆除対策手法の開発

摘要

"放置竹林"という言葉を筆者はかって農業閱係業務 に携わっていた頃に知りました。最近、密生した竹林が とても多く、単に見た目が悪い、近づくと気味悪いとい うことに力□え、車で走行中にも危険（道路への倒竹或い はその寸前）を感じることも増えてきていました。タケは単位面積当たりの炭素貯留量が一般の樹木と比 ベて少ないこと、豪雨等によって竹林が丸ごと崩落した り，河口に蓄積したりすることがら、地球溫暖化や防災 の面で不利益や不都合を生じることが知られています。 これらの点と社会情勢の流れから、"放置竹林"は"管 理竹林"に戻すことを目指すよりも、"資材"となり得 る部位をできるかぎり利活用しつつ駆除していくべきで あり、また"駆除跡地"は他の目的に利活用すべきと考 えるようになりました。