公立試験研究機関での加工品開発:商品開発の相談、施設の利用など多岐にわたり、活用事例多数

摘要

水産業界は魚価の低迷や魚離れが問題となり久しく いまだ解決されていない状況であり、養殖業界も鮮魚、 活魚が主体の流通から水産加工にまで手を広げる必要 が生じています。しかし、今まで養殖業者と水産加工 関係試験研究機関との接点はあまりありませんでし た。そこで、水産加工に関わる公設試験研究機関と漁業 者や地元業者とによる水産加工品開発の現状につい て、①どのようなサポートがあるか、②サポートを受 けるために必要な手続き、③実際の開発事例、につい て、関係機関にアンケート調査を行い、その結果をと りまとめました。