産地フォ一カスー佐賀県玄海地区の海面養殖-特色あるァカウ二養殖や多魚種の養殖でニーズに対応

摘要

佐賀県には有明海、玄界灘という海域特性が異なる2つの海域があり、その特性に応じて前者ではノリ養殖、後者では魚類養殖やゥニ、ァヮビ養殖などの多様な養殖業が営まれている。有明海は福岡、佐賀、長崎、熊本の4県に囲まれた内湾で、筑後川など大小の河川が流入し、豊富な栄養塩を供給するため、魚介類の成育場として重要な役割を持っている。 一方、県北西部にある玄海地域は、東は福岡県、西は長崎県に接し、北は玄界灘に面し、7つの離島を含む2市1町(唐津市、伊万里市、玄海町)から成る。海岸線は入り組んでおり、その総延長は約2 60 toに達する。玄海地区の漁場は対馬暖流の影響を受けており、マダイ、ブリ、イカ、アジ、サバなどの好漁場となっている。養殖業も盛んに行われており、唐津湾、名護屋浦、仮屋湾、伊万里湾などでは魚類養殖、ゥニ.ァヮビ養殖、真珠養殖、クルマエビ養殖が行われている。