東日本大震災でのNPO健康運動指導士会東北各支部の活動調査報告

摘要

今回の東日本大震災において，青森県は岩手県，宮城 県ほどの被害はなかったが，八戸市を始め，おいらせ町，階上町など地震と津波の被害により，避難所数69力所， 避難数9257人（H22.3ュ8日）におよんだ.そこで，避難 所でエコノミークラス症候群予防の運動を目的に八戸市 災害対策本部と連絡をとり平成23年4月15日（金)に避難 所六ケ所を訪問，ニケ所の避難所で運動指導を行った.避難所で健康運動活動を行って感じたこと1.当日は 天候も良く復興活動に加え，買い物やバザーの為に外出 している避難者が多く，避難所に居る避難者は少なかつ た.そのため夕方に訪問したほうが多くの避難者に運動 指導ができるものと思われた.2避難所の様子を観察 した結果，睡眠中，グループで娯楽ゲーム中，食事中な どとバラバラで集団化が出来る状態とは思われなかつ た.特に睡眠中の避難者も居たため，大きな声を掛ける 必要がある集団指導は不可能と思われた.