神経と筋の相互作用からみた筋の可塑性

摘要

千葉県では，1973年に铫子市において第27回日本体力医学会大会が開催されており，今回は37年ぶりの大会となる.その時の大会においてDr. Bengt Saltinによる特別講演が「Basal Characteristic and Function or Human Skeletal Muscle Fibers」とし行われた.その講演内容は，ヒト骨格筋バイオプシサンプルを用いた筋き泉維タィプの特徴，さらにはスポーツパフォーマンスと筋線維組成との関係などであり，スプリンターは大腿直筋の筋線維組成で， slow twitch fibersの割合が26%であり，体重あたりの最大酸素摂取量も56ml/kg'min,それに対し長距離ランナーはslow twitch fibersの割合が75%,体重あたりの最大酸素摂取量は79mlkg'minであり，筋は酸化酵素活性も高いという結果であつた.