仮想PC型シンクライアントシステムの開発

摘要

デスクトップの仮想化は，デスクトップPCの総保有コスト削減，運用管理の効率化，セキュリティ対策，コンプライアンス対策，事業継続性計画など，企業が抱えるさまざまな課題に有効なソリューションとして，近年注目を集めている。我々は、今まで、広義のデスクトップの仮想化技術であるシンクライアントシステムとして、クライアントブレード型シンクライアントシステム（以降、CBシステムと呼ぶ）、ターミナルサービス型シンクライアントシステム（以降、TSシステムと呼ぶ）を導入しており，現在のグループ全社での利用者は約7万人である。今回，新たなデスクトップの仮想化技術として仮想PC型シンクライアントシステム（以降、仮想PCシステムと呼ぶ）を構築した。本報告では、大規模ユーザを管理する際の運用上の問題点を挙げ、その解決案を提案する。