縫製作業における高齢者の作業習熟と生体負担に関する研究

摘要

本研究では，高齢者を対象に，カソダーシヤリ縫製工程の一部をモデル化したミシン縫製形態3種（作業I：直縫い，作業II: 曲線縫い，作業III：輪縫い）の習熟実験を行い，作業習熟（達成度Q）と生体　 負擔関係について若年者戊含めて検討した．結果を要約すると以下のようになる．こおりる壬t体負担を縫製形態ごとに測定した．その結果，心拍，フリッカー値，自覚症状しらへ，主観評価，NASAL：rLXにおいて，作業難易が鮮度になるに伴い生体負担が増加する傾向がみられた．（2）総合別lまけについて検討すると，各縫鮒1多態ともに高齢者は若年者よりも大きな価となったが，両者）勘まイノl架Ⅰでは55里‰，作業ⅠⅠては48.6％，作業ⅠⅠⅠでは4.6％となり，作業難易が難度になるに伴い宍は小さくなる．（こ主）総合負担と達成度Qのl即係から，高齢者と若年者に対応した縫製形態ごとの総合負担指標を提示した．これによれば，作業Ⅰでは両者の達成度Qの範閑に大きな差異はないが，総合負担一打は高齢者のほうが大きくなる．作業ⅠⅠ·作業IIでほ，高齢者の達成度ロは小さく，総合負担Wは大きくなる．