日本産エビ類の分類と生態(134)テナガエビ科·カクレエビ亜科―ヒトトゲコツノカクレエビ属·ツノヤドリエビ属

摘要

今回取り拭う属は小型の種類を含む小さな属である．。 ヒトトゲコツノカクレエビ属は造礁サンゴなどの基部に着生しているカイメン類に共生する3種を含んでいる。 日本では奄美大島から新種として記戟された1種が知られている。 ツノヤドリエビ属は1種を含むだけで，サンゴ礁の桟海に時として大きな群体をつくるアザサンゴGalaxeaの体上から採集される。沖縄から報告されている。ヒトトゲコツノカクレエビについては，残念ながら標本を直接調べることができなかった。 ツノヤドリエビについては三橋雅子氏のご厚意により国立科学博物館所蔵の貴重な標本をしらべることができた。記して謝意を表す。