魚影逍遥魚に発信機をつけてみたむらひろみち

摘要

夕イの東北部のイサーン地方。歩いてまわれるほど小さな町や村が多ぐゆったりとした時の流れを感じる。人々は心優しぐ道端で遊ぶ子どもたちの顔にはいつも笑みがあふれている。この地方の料理はタイ国内では広く知られており,首都ノンコクにはイサ一ン料理レストランがいくつも店を構える。メコン川の対岸,ラオスの影響を受け,イサ一ン料理は夕イ国内のほかの地方とは少し異なるようだ。青いパパイヤをほかの食材とともにすり鉢でトントントンと突いてあえたサラダのソムタムは,トウガラシの辛さとパパイヤの甘さがお互いを引き立てあい,辛いとわかりつつもついついロに運んでしまう。また,豚のひき肉にトウガラシと玉ねぎなどの野菜を混ぜあわせた辛くて酸っぱいサラダのラープム一も,額から汗が吹きでるほど辛いが,箸が止まらない。トウガラシがふんだんに使われた辛い料理が多いが,その美味しさは折り紙つきだ。イサーンは,人といい,料理といい,どこか懐かしさと親しみを感じる地方だ。