Ar－He混合ガスタングステンアークにおける熱輸送特性の数値シユレーション

摘要

プラズマトーチはシールドガスの作用により高温アークプラズマを安定化させる事が可能である。 移行型プラズマトーチに分類されるガスタングステンアーク（G「IA）は，タングステン陰極と被加熱材となる陽極との間にアークプラズマを発生させる構造を持つ，最もよく用いられるプラズマトーチの形式の一つである。 GTAは高い熱効率と制御性を示し，設備投資が比較的安価であるため，溶融，切断，溶接等の材料加工プロセス1）を始めとし，廃棄物の分解，減容，無害化等2）にも広く用いられている。