SPring-8 BL40XU用高時間分解能CCDカメラおよびⅩ線イメージインテンシフアイア

摘要

第三世代の放射光源が出現しⅩ線の強度が上がるとともに,その大強度のⅩ線を計測するために積分型Ⅹ線検出器が用いられるようになってきた.その代表的なものはイメージングプレートであるが,読み出し時間が長いという欠点がある。 こぁため,より短時間の計測のために読み出しの速いCCD検出器が広く普及することとなった.CCD検出器の利用によって測定時間のロスが少なくなり,測定を短時間で終了させることができる.Ⅹ線小角散乱測定においても静的測定で測定効率をあげることと連卿春分割測定を行える二次元検出器としてCCD検出器が普及してきている.特に連続時分割測定を行う場合には通常CCD検出器の読み取り速度が測定の時間分解能の限界を決めてしまう。 このため連続時分割測定では読み取り速度の速い検出器が求められる。今回、SPring-8のBL40XUのために開発された高時間分解能能Ⅹ線イメージインテンシフアイア(Ⅹ線I.I.)およびCCDカメラを報告する.