カップ積層型カボンナノチューブを担体に用いた燃料電池用触媒

摘要

近年，化石燃料の枯渇問題や，化石燃料の大量消費からくる地球環境問題が深刻化している"これらの問題を解決するエネルギ－変換装置として，高効率で低公害な燃料電池に注目が集まっている．燃料電池は電解質の材質により多くの種類が存在するが，これらの中で固体高分子形燃料電池（PEFC）は作動温度が90℃前後と比較的低湿であり短時間での起動が可能なこと，さらに小型化も可能であることなどの特徴から，車載用電源，家庭用電源，携帯用電源などへの用途に開発が進められている．