九州中央部村所地域，四万十帯付加コンプレックスから産出レ．た漸新世放散虫化石

摘要

九州中央部には，四万十帯苗第三系の日向層群が分布する（Fig．1）．日向層群を構成する地層群には，スラストによって地層が繰り返す覆瓦構造や勇断変形を受けた玄武岩類·砂岩を含む混在岩が認められ，付加コンプレックスとしての特徴があることが示されている（例えば，坂井·勘米良1981；坂井ほか，1984；Nis-1988a，b；木村ほか，1991）．