林家経済調査?林業経営統計調査の変遷一統計を活用する意義一

摘要

林家経済調査?林業経営統計調査は林家や林業経営の簿記的内観を毎年度（2008年以後は5年ごと）において把握する全国的標本調査であり属人調査としては農林業センサスに匹敵する重要さを持っていた.しかしその利用にあたっては時系列的難題を背負ったまさに頭を抱えるべき統計といえる.第1に統計定義が家族経営的林業や地主的土地所有企業的林業経営の狭間で大きく揺れてきたこと第2に2000年代の構造改革路線以後林業統計の大幅な改編?再編がなされたことである.林業統計全般の変更に伴って林業経営統計調査（旧林家経済調査）も改変?再編されている.