電球形蛍光ランプの電子回路技術

摘要

電球形蛍光ランプは，白熱電球の代替え光源として，1978年に20Wの環形蛍光ランプに安定器（抵抗バラスト），電球口金付きの電球形質光ランプが製品化され，1980年にボール型の電球形蛍光ランプが製品化された．当時の電球形蛍光ランプは鋼鉄形安定器を搭載したタイプであり，一般電球に比べ寸法，重量とも大きく重たい，かつ高価な製品であり，一般市場への普及の妨げとなっていた．その後，今日に至るまで小形軽量化，高出力化，低価格化が図られてきたが，現在に至るまで活発に技術改良および新製品の開発がなされた．2004年には電球同等サイズの電球形質光ランプが相次いで製品化ざれた．電球と同じサイズ（外径φ60mm，全長：電球60w形，及び外径φ55mm，全長110mm：電球60w形）の電球形蛍光ランプが商品化され，電球形蛍光ランプが市場に出た当時の夢が実現ざれてきた．図1にその製品写真を示す．