「四川大地震復旧技術支援連絡会議」活動報告2

摘要

2008年5月12日，中華人民共和国四川省?川県などを震源域として発生した四川大地震（中国名：?川地震）は死者69,227人，行方不明者17,923人，直接的経済損失8,451億元（1元は約16円）という大災害となりました（胡濤錦国家主席, 2008)．この地震直後に，地震災害に関係の深い土木学会，日本建築学会，日本地震学会，地盤工学会，日本地震工学会などは「四川大地震復旧技術支援連絡会議」（以下，連絡会議）を設置し，情報を共有し協力して必要な支援にあたることとしました．開発協力銀行の援助を得た2008年度の活動（纐纈岩田，2008）に引き続き，2009年度も日本地震学会からは筆者らが委員として参加しています．