情動的刺激に対する選択的注意が高不安者の再認記憶に及ぼす影響

摘要

注意に及ぼす不安の影響が広く認められている一方，記憶に対する不安の効果に？いての報告は錯綜している（Williams．Watts，MacLeod，＆Mathews，1997，for a review）．社会的不安を有する被験者が社会的不安関連刺激の再生が優れていたこと（Lundh　 ＆　 Ost、l舛6），自伝的記憶について高不安者が否定的出来事を多く再生したこと（MacLeod，Tata，Kentish，＆Jaeobsen，1997）などが報告されてt．ユる一方，記憶に対する不安の影響を否定する研究も多く存在する（e.g. Mathe、VS．1990）．例えば，Nugent　 ＆　 Mjneka（1994）ま，高不安者に冊子の中の単語の好嫌判断をさせた後，それらの単語の自由再生と再認を求めた．