PP業界、平均稼働率八〇％台、構造改革加速へ最適生産で体質強化、原燃料高の採算是正も急務

摘要

わが国のポリプロピレン（PP）業界では、需要環境の変化に対応した構造改革を強力に推進し、最適生産による体質強化をスピーディーに進めている。すでに、最大手のプライムポリマーは、〇一一年三月に宇部ポリプロの生産設備（年産九万t）、今年六月には市原工場の一系列（同九万t）の操業を停止した。