フタル酸系可塑剤、〇一一年内需九％減二十万七千t

摘要

可塑剤工業会がこのほど発表した需給実績によると、フタル酸系可塑剤の〇一一年（暦年）内需は前年比九％減の二十万七千tとなった。単月ベースで見ても、前年同月の水準を上回ったのは一月と二月のみで、総じて厳しい需要環境が続いた。自動車関連分野では、年後半で需要回復の動きが見られたが、主力の住宅関連分野については、復興需要の本格化が遅れ、ユーザーサイドの在庫調整が長期化したこともあり、内需全体は低水準で推移した。