革新約低コストに資するCO選択メタン化触媒技術の開発

摘要

家庭用燃料電池システム（エネファーム）の販売が2009年度から開始されたが、その製造コストはまだ高く、本格的な普及に向けては、更なる低コスト化が必要である。本稿では、その主要構成機器である改質器で使われている触媒（水蒸気改質、CO変成、CO除去）の大幅なコスト低減を目的として2005年度から2009年度に掛けて実施されたNEDO技術開発機構の産学連携プロジェクト「固体高分子形燃料電池実用化戦略的技術開発事業／要素技術開発／定置用燃料電池改質系触媒の基盤要素技術開発」のうち、2008～2009年度に行われたCO選択メタン化技術開発の研究成果について紹介する。