上場後の営業増益、ナノ材料軸に計画レジストやEL材料、世界で高シェア獲得部門の独立性生かし高付加価値製品創出

摘要

この10月、創業96年目にして株式上場を果たした出光興産が、新素材などの高付加価値事業で大幅な増益を狙っている。 世界で7割のシェアを握っている半導体フォトレジスト原料をはじめ、ナノテクノロジー関連材料がその牽引役だ。有機EL（エレクトロルミネッセンス）材料や透明電極材、ナノ粉末、固体電解質など多彩な顔ぶれで、収益の安定した経営体削を志向している。