電機製品の塑性加工技術開発および学会活動への貢献

摘要

筆者は1972年に大学院博士課程を修了後，㈱日立製作所に入社，設立間もない横浜の生産技術研究所に配属され，17年間塑性加工技術の研究開発を行いました．その後1989年に，茨城県の家電品と産業機器を開発·製造する事業所に転勤になり，生産技術と製品開発を2.5年担当しました．ついで，1991年に本社の生産技術部に異動し，10 年間日立製作所全社の工作技術の開発，高度化を支援しました．2001年に卒業した大学の研究室に戻りまして9年間塑性加工技術の研究·教育を行った後定年退職，現在は中小企業の顧問として技術開発を支援しています．ここでは，功労賞をいただいた題名に従い，電機製品の開発に取り組んだ内容を紹介します．技術開発したものを欲張って書こうとしましたので，図が未発表のものしか挿入できませんでした．ご興味のある方は参考文献をご覧ください．