透明トランジスタ·メモリーや青色発光で脚光「コンビナトリアル合成」で実験を効率化

摘要

酸化チタンや酸化亜鉛に代表される金属酸化物が、新しい機能性材料として注目を集めている。 原子レベルで構造を制御できるようになり、透明トランジスタ·メモリーや青色発光などエレクトロニクスや光分野で多彩な機能が次々と見つかり、旧来のセラミックス材料のイメージが大きく塗り変わってきた。様々な種類の酸化物薄膜を効率よく作製する「コンビナトリアル合成」の手法を駆使して成果を上げてきた東北大学の川崎雅司教授に、最新の研究や応用に向けた展望を解説してもらった。