4ロールミルによる高寸法精度－細径線材·4角線材の製造

摘要

電気機械部品，自動車部品や機械部品においては4角断面形状の鋼材から製造した方が安価に製造できるものが多数存在するが，4ロールミルで4角材を圧延した場合，従来の2ロールミルと比較して直角度や対辺寸法といった形状·寸法精度がよく，さらに対角如（コーナ）寸法も自由にコントロール可能であり，二次加工省略·簡略化が可能となりうることが判った．本報では4ロールミル圧延技術の特徴を棒鋼用ミルと線材用ミルとで比較するとともに，4ロールミルの特徴を活かした細径線材·4角線材の開発，および製品の活用例について述べる．