自動車用バンパ一補強部材のプレス成形

摘要

板厚1.8mm，120kgf／mm~2級高張力鋼板を用いた箱形成形加工について,以下の結論を得た。 設備負担の少ない上下方向にのみ高張力鋼板を直接プレス加工する方蜂により,形状の良い箱形断面成形材（自動車用バンパ一補強形材）が得られた。 あらかじめU曲げ工程においてきっい曲げを成形しておき,景終工程のC曲げにおいて下曲げ部成形量を低減させることにより高張力鋼板特有の製品割れを生じにくくすることができる.C曲げ成形時に割れの発生がない場合，最終成形品形状への圧延方向の影響はなく金型形状にのみ決定される.箱形の幅寸法および上下対称性を得るためにほC曲げの金型側面部幅W_1（幅寸法）,金型側面部角度theta_2（曲げ部形状および上下対称性）が重要なパラメ一夕であることを見いだし，本方法の実用化に寄与できた．