連続せん断変形加工された極低炭素IF鋼廠の集合組織と微視組織

摘要

ECAE（Equal Channel Angular Extrusion）法は材料に単純せん断変形を与える加工法であり，ECAE法の繰り返しは超微細結晶粒金属を得るための強ひずみ加工法として有効である。しかしながら，この方法は一種の押出し加工であるから長尺材料の連続加工を行うことはできない。 また薄板の場合には工具と材料に座屈を生じる。そこで，著者らは長尺コイル材に連続的にせん断変形を付与する方法としてFig.1に示す連続せん断変形加工法（Conshearing 法）を開発した。 その後，LeeらもExtrollingに基づいた連続ECAE法としてC2S2（Continuous Confined Strip Shearing）法を提案している。