独自の世界的技術で省エネ,環境改善,運転経費の削減に大きく寄与したい

摘要

ミューカンパニーが「MU-SSPW」（ミュー静止型らせん状多孔翼：MU-STATIC SPIRAL PERFORATED WINGS）を上市して33年目を迎えた。このエレメントは小型のMU-AERATORやMU-MIXERから大型の2mの塔径を持つMU-SCRUBBERまで多くの用途を持っており化学プロセスや発電所，製鉄所の排ガス，排水処理設備に採用され高い評価を得ている。MU-SSPWの優秀性が企業の技術者や大学の研究者に認められ，以下の先端技術の開発に寄与している。これまでに東京大学宇宙線研究所「スーパーカミオカンデ」に超低濃度（10～0.8mBq／m~3）の~(222)Rnを測定できるRn放散装置を納入し「ニュートリノ」の観測に貢献している。また岐阜大学大学院の工学研究所とは燃焼ガス中の水銀，SO_x の除去について共同開発を実施している。高度減容化技術協議会とは放射性廃棄物焼却処理装置に使用されているバグフィルター方式を凌駕する新しい湿式排ガス処理装置を開発中である。2017年はこれらの基礎技術に立脚し他社のエレメントにはないMU-SSPWの以下の3つの独自性を前面に押し出してビジネスの展開を加速させたいと考えている。