高経年設備·プラントのメンテナンス－危険予知と安全性評価：ソフト面から見たプラント設備保全のポイント

摘要

従来，設備保全管理システムは，保全費用の削減や製造設備の信頼性向上，業務の効率化などを目的として導入されてきた。導入企業の多くは，鉄鋼や電力，石油，石油化学など基幹産業と言われる重工業界の大手企業に限定されていた。 しかし，設備保全システムの導入目的が変化するとともに，導入企業の裾野が一気に拡大する傾向を見せている。 本稿では，設備保全管理システムというソフトウェアの切り口から変遷するニーズと安全性の向上に果たす役割について考えてみたい。