粉砕仕事指数の試験法

摘要

粉砕仕事指数（粉砕抵抗を表わす）を測定するには，図1の試験用ボールミルを使う。 このミルは，板厚10mm前後，内径305mmそして内長305 mmの鋼板製円筒で，200×100mmの投入口を設ける。 ミルの回転を円滑にするために，ふたと反対側に，ふたと締付ボルトおよびナットに見合う釣合い重りを付ける。 駆動は電動機付減速機からチェーンを介して行い，回転数は70rpmとする。 ミルに入れる試験用ボールは，玉軸受用鋼球（JIS B 1501）の並級ボールを使い，表1の構成とする。 新しい鋼球は，研磨材またはけい砂などを700 mlくらい入れ1～2時間回転させ，表面の光沢をなくして使う。