ウェットブラストの冷聞報道への適用

摘要

一方の湿式法（以下、ウエットブラスト）はこれまで認知度が低いことに加え、被加工物を濡らしてしまうため処理後に乾燥が必要であること。材料によっては錆の心配があるなど乾式よりも手間がかかるため普及は遅れていた。ところが水（液体）を同時に噴射することで乾式では実現し得ないいくつかの効果が知られることとなり、それまで乾式では適用されなかった分野での採用が増えている。また乾式で嫌われる粉塵の発生が少ないという環境面での優位性からウエットブラストを選択するケースも増えている。本稿ではウエットブラストの原理、特徴から鍛造部品への適用経緯、利用実態について述べたい。