事業価値向上と効率的なプロセス構筑·運用パフオーマンスの高い基幹業務の実現（1）

摘要

塑性加工をベースとする機械金属製造業にとって、生産システムを再考·再構築するポイントとして「事業価値向上と効率的なプロセス構築·運用」を挙げてみる。事業価値向上には、「有効なプロダクトの更新（事業再編成）」「効率的なプロセス構築·運用（基幹業務プロセス）」「人材·組織能力の拡充（人材育成）」が必須条件となる。 これから数回にわたりパフォーマンスの高い基幹業務の実現についてそのポイントを報告する。事業ごとの事業価値向上は事業適応力向上企業はいくつかの事業から成り立っており、事業ごとの事業価値向上を図ると「顧客満足·信頼確保（顧客獲得·維持）」と「顧客·自社·協力者の利益（利益拡大）」が得られる。 「事業価値」は変化に対する「事業適応力」ともいえる。事業連応力はプロダクト適応力·プロセス適応力でもある。プロダクト適応力は有効なプロダクトを企画し、準備し続けることであり、プロセス適応力は有効なプロダクトを効率的なプロセスで実現することである。