プレス加工品の高品位化に向けたバリ取り·エッジ仕上げ技術 第4回：ブラシ工具の活用によるバリ取り·エッジ仕上げ技術

摘要

バリはモノづくりにおいて非常にやっかいなものであり、設計図面上には「バリ無きこと」の一行で簡単に収められているが、生産現場ではそう簡単には事が進まないのが現状である。そこで、2004年にエッジ品質に関するJIS規格JISB 0721「機械加工部品のエッジ品質及びその等級」およびJISB 0051「製図－部品のエツジ－用語及び指示方法」が制定され、この問題の解決を図るためにと動き出している。本稿では、これらの現状を踏まえてブラシ工具によるプレス加工後のバリ取り·エッジ仕上げ技術の動向について紹介する。